気候の特徴
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クロアチアは北緯45度線に沿った穏やかな気候帯に位置しているおかげで、四季がはっきりしており、温和な気候に恵まれている。地域毎の気候の違いは主に地勢の多様性とアドリア海との距離によって決まる。全体的には、主要な気候区分は3つの主要な地勢部分に対応している。
パンノニア地方の気候は温暖で湿度が高い。1月の平均気温は0℃から-2℃までであるが、7月の平均気温は22℃前後である。年間の平均気温と温度変化は西から東へ向かうに従って増加している。降水量は西から東に向かうに従って下がり、最大年間800-1000 mmである。




サヴァ川の北の地域の降水量は5月と6月に最も多く、次は秋に多くなり、サヴァ川の南では秋に最も多くなる。積雪は年間25日~40日である。高地も大陸性気候であるが、地勢の強い影響のため気温がより低い(冬は-2℃から-4℃で、夏は20℃以下)。ゴルスキ・コタルでは年間降水量が非常に多く、所によっては3,000 mmにもなり、雪は一年のうち50~60日地面に残る。
沿岸部には地中海性気候がある。1月の平均気温は北部で6℃、南部で8℃、後背地では4℃以下である。夏は全域で22℃を超えている。年間降水量は800~1200 mmであり、島ではより少なく、海岸山脈の斜面ではより多い。降水の大半は寒い時期に発生し、最も乾燥する月は7月と8月である。年間を通じ、特に冬には、海岸部の気象条件は風によっても決まる。その中で最も知られているのはユーゴとボーラである。